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一人っ子でも赤ちゃん返りをする!原因と2つの対応ポイント

一人っ子なのに赤ちゃん返りのような行動をするようになった我が子に「一人っ子でも赤ちゃん返りをするものなの?」と悩んでいませんか?

その気持ちよ~くわかります!私の娘も3歳になったと同時くらいに赤ちゃん返りのような行動があって、私の愛情が足りないのではないかと不安になりました。

もしも、同じように思っているママやパパがいたら、心配しなくても大丈夫です。

結論からいうと、一人っ子でも赤ちゃん返りはします!

原因は、その子どもによってさまざまで、大人が「こんなことで?」と思うようなことが多くあります。赤ちゃん返りは、子どもの成長にとって大切なことでもありますので、ぜひ、不安にならずに思いきり甘えさせて絆を深めてください

この記事では、

  • 一人っ子でも赤ちゃん返りをするものなのか
  • 一人っ子が赤ちゃん返りをする原因
  • 赤ちゃん返りをしたときの対応の仕方

について、しっかりと紹介していきます。

この記事を読んでいただければ、一人っ子でも赤ちゃん返りするということは普通のことなので心配しなくても大丈夫なこと、そして、ママやパパにとっても子どもとの絆を深めるよい機会になることがわかりますよ。

1.赤ちゃん返りは一人っ子でもする!健全な成長の証

今までできていたことをしなくなったり、意欲的にやっていたことも「やりたくない」「ママがやって」とグズるようになったり、赤ちゃんのように振る舞ったりする「あかちゃん返り」。

下に兄弟ができることが原因になることがあり聞くことも多いと思いますが、冒頭にも述べたとおりに、一人っ子でも赤ちゃん返りをすることはあります。

また、幼児期におこることが多いのですが、なかには小学生になってからなど、明確に何歳頃でなるということもいえないのが、イヤイヤ期などとは異なる「赤ちゃん返り」の特徴です。一度おさまったと思っても何度も繰り返すこともあります。

この「赤ちゃん返り」は、子どもがママやパパの関心や愛情を求める行動であり、成長の証でもあります。健全な発達の過程でもあるといえるので、心配はいりません

私の娘も3歳になると同時に赤ちゃん返りをしました。それはもう本当に突然のことでした。

あれほど「自分で!自分で!」となんでも自分でやりたがっていたのに、抱っこをせがんだり、ご飯を食べさせてといったり、なんと2歳半からできていたトイレも行かなくなりおむつに逆戻り・・・。愛情が足りなかったのか、無理をさせすぎたのか、心配になったのをよく覚えています。

では、この赤ちゃん返りは、なぜ起きるのでしょうか?次にその原因をみていきましょう。

2.原因は“環境の変化”と“大人の様子”に敏感なこと

子どもは、ママやパパが思う以上に敏感なので、大人が気づかいないようなことでも敏感に察知しています。

また、個人差が大きく、原因はその子どもによって違いますが、一例として、以下のようなことがあげられます。

  • 保育園に通い始めた
  • ママやパパの仕事が忙しくなった
  • ママやパパの体調不良
  • 生活のパターンに変化があった
  • 引越しをして生活環境が変わった
  • 恥ずかしいという感情が芽生えはじめた
  • 保育園で下級生が入園してきた
  • 自立していろんなことができるようになった

など、実にさまざまですが、いずれも共通するのは敏感さが一因しているということです。

多くは、こうした環境の変化や大人の様子からストレスを感じて、赤ちゃん返りのような行動をとると考えられます。

また、保育園で乳幼児クラスの子たちが入園してきたことで、ママやパパ、保育士さんに抱っこやお世話をしてもらっている様子をみて、自分も同じようなお世話をしてもらいたくなるということもあります。これは、下に兄弟ができた子と似たような感情ですね。

それ以外にも、いろんなことを一人できでるようになり、親の手がかからなくなったときに、かまってほしいという感情からおこることもあります。

さらに、大人同士のちょっとした会話も、子どもはよく聞いているので自分のことを話されているときに、敏感に反応してしまうことがあります。

まさに私の娘も「えっ、このことがきっかけ?」というようなことでした。本当にこの原因にたどり着くまで、数か月以上かかりました。

なぜなら娘に聞いても毎回答えが違って、原因がさっぱりわからないのです。ですから、普段の小さなことを紡いでたどり着いた結果なので、真実はわかりませんが、おそらく、そうだろうということにたどり着きました。

3.赤ちゃん返りには心の安定をサポートする、対応ポイントは2つ!

赤ちゃん返りの原因がわかっている場合も、わからない場合もあると思います。どちらの場合でも、対応のポイントは同じです。赤ちゃん返りのような行動は、ずっと続くわけではないので、焦らずゆったりと対応しましょう。

対応のポイントとなるのは次の2つです。

  1. 甘えを受け入れる
  2. 認める声がけをする

赤ちゃん返りは、かまってほしい、認めてほしいという気持ちの表れでもあります。ママもパパも忙しいなかで思うように時間をつくれないことがあると思いますが、内容を否定したりせず、なるべく甘えることを受け入れましょう

また、あたりまえのことでも、その時点でできたことを「できたね」と褒める声がけをするようにすると効果的です

ママやパパのこうした声がけは、認めてもらえたという安心を覚え心の安定につながり、繰り返し承認されていると感じることで、徐々に赤ちゃん返りはなくなり、一歩成長した姿がみられます。ぜひ、何かを成し遂げたときではなく、普段の小さなあたりまえのことを、たくさん認めて言葉にしてみてください。

赤ちゃん返りをしたときに、思いきり甘えを受けいれるということは、子どもにとって「いまの私でいい」と実感でき、「自己肯定感」も育まれます

ただし、お菓子などをほしがるだけ与えるなどというのは違います。そこはママやパパが決めたおうちのルールにそって、しつけをすることが大切です。

また「”自己肯定感”って何?」と興味を持った方は、「自己肯定感とは?低いとどうなる?原因と影響、高めるポイント7つ」で解説していますので、をあわせて読んでみてください。

さいごに

赤ちゃん返りは何度も繰り返すこともありますが、いつでも対応ポイントは同じです。ママとパパは焦らずゆったりと構え、子どもの心の安定をサポートしましょう。

赤ちゃん返りを通じて、親子の絆をグッと深め、我が子がひとつ成長する姿をしっかりと見守りたいですね。

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