赤ちゃんとのはじめてのおでかけ、ワクワク待ち遠しいですよね。
だけど「いつから外出していいの?」「荷物は何をもっていけばいい?」と、わからないことや不安もたくさんあるのではないでしょうか。
一般的に、赤ちゃんとの初めての外出は一か月健診になることが多いようです。その検診で「おでかけOK」と許可がでたら徐々に外出できる範囲が広がって行きます。ただし、生まれたばかりの赤ちゃんとの外出には注意も必要です。
そこでこの記事では、
- 赤ちゃんのおでかけデビューとそのタイミング
- 外出範囲を広げるための進め方と注意点
- おでかけの持ち物と、あると便利なもの
などについて紹介します。
この記事を読んでいただければ、赤ちゃんのおでかけデビューの準備や計画も無理なく楽しんでいただけるはずです。ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
1.おでかけデビューは1か月健診でOKが出たら
生まれたばかりの赤ちゃんとのお出かけは、楽しみもありますが不安もたくさん。
まず、いつ頃から外出できるようになるのか知りたいですよね。
多くの赤ちゃんの初めての外出となるのは、生後一か月健診です。この検診で特に問題もなく「おでかけOK!」といわれたら、いよいよ「おでかけデビュー」できることになります。
ただし、注意も必要です。また、短い外出でも手ぶらではなく、必要なものをしっかりと持って出かけるようにしましょう。
それぞれについては、この後にしっかりと紹介していきますが、その前に、そもそも、なぜ一か月健診を終えるまで外出してはいけないのかを知っておきましょう。
生まれたばかりの赤ちゃん、特に生後28日までの新生児は、まだカラダや免疫力も弱く、ちょっとした刺激でも疲れて体調を崩してしまうためです。そして、これは赤ちゃんだけでなくママのカラダにも同じことがいえます。
この時期は、子宮やホルモンバランスが妊娠前の状態に戻るために変化している産褥期です。また、慣れない育児での疲れや、3時間おきの授乳で寝不足のママも多いとき。無理をするとママの体調も崩しやすい時期なので、赤ちゃんが眠っているときには、ママも同じようにできる限りカラダを休めるようにしましょう。
早くおでかけしてみたい気持ちもありますが、一か月健診までは、赤ちゃんとお家のなかで、ゆったりと静かに過ごしましょう。こんな時期も長い人生のなかではなかなかない貴重な時間です。
「新生児は生後28日まで!見逃したくない期間限定の動き・カラダのことなど」の記事も参考に、おうちの中でリラックスしながら楽しい赤ちゃんとの時間を楽しんでくださいね。
2.赤ちゃんの「おでかけデビュー」の進め方と注意点
一か月健診で大きな問題がなく「おでかけOK」が出たからといって、すぐに長時間の外出ができるわけではありません。まずは外の環境に徐々にカラダを慣らしていくことが大切です。
ここでは、赤ちゃんとのおでかけのステップやポイント、注意したいことをまとめて紹介します。
まずは「外気浴」でカラダを慣らすことからスタート
「外気浴」とは、赤ちゃんが外の空気や風にふれ、光や音を感じることです。
外気にふれることは赤ちゃんにとって、よい刺激となり、外の生活に慣れるはじめのステップとなります。また、ママにとっても気分転換になりますし、赤ちゃんとの新しいコミュニケーションもできます。
まずは、お天気のよい日に部屋の窓を開けて外気にふれることからはじめましょう。そして、慣れてきたら抱っこをして、ベランダやお庭、玄関先、近所をお散歩というように外気浴の時間や距離を少しずつのばしてみます。
赤ちゃんの外気浴でみられる「あ、気持ちよさそう」「まぶしいかな?」など、初めての表情はなんともいえないかわいさです♡
また、「風が気持ちいいね~」「今日はいいお天気だね」「赤色のお花が咲いているね」などと赤ちゃんに話したりするのは、とってもよいコミュニケーションになります。
外気浴の7つのポイント
外気浴は、赤ちゃんの生活のリズムを整えることにもつながりますので、できる限り毎日同じ時間にしてみましょう。
これ以外でも外気浴のポイントがいくつかありますので、注意点とあわせてまとめます。
ポイントと注意点
- 天気のよい朝や夕方の毎日同じ時間帯に。ただし、紫外線の多い10時~14時(夏は+前後1時間)はできる限り避ける
- 目安時間:5~10分
- 直射日光が当たらないように注意する(帽子や日傘を使う)
- 人が大勢いるところには行かない
- ママや赤ちゃんの体調が悪いときは無理をせずお休みする
- 真夏や真冬、悪天候のときもお休み
- お部屋の窓を開ける→ベランダやお庭に出てみる→玄関の外に出てみる→近所をお散歩すると徐々に距離や時間をのばす
外気浴の期間は生後3か月前後まで続けましょう
外気浴はいつまで続ければいいのでしょうか。これは赤ちゃん個人によって差はありますが、おおよそ3か月くらいのんびりと時間をかけて続けてみましょう。
ただ、やむを得ず生後2か月くらいで外出しなくていけないこともあると思いますし、赤ちゃんによっては、もう少し長めの4か月くらいまで続けた方がよいこともあると思います。期間はあくまでも目安として、赤ちゃんの体調や様子をしっかりとみてママやパパが決めましょう。
ちなみに、私の場合は、夫婦とも実家が遠方で産後の援助もお願いしなかったので、一か月健診が終わった後に電車で母乳外来にも通いましたし、スーパーへのお買い物にも娘を連れて行きました。
電車に乗ると「まだ小さいのに連れて歩いて」と叱られるようなこともありましたが、「赤ちゃんかわいいわね」「がんばってね」と声をかけられることもありました。娘のおかげで知らない方とでも自然と小さなコミュニケーションやができたり、あたたかい言葉をかけてもらってうれしい気持ちにもなりました。私もいつか同じように生まれたばかりの赤ちゃんを連れたママには、あたたかい言葉をかけようと思ったのをよく覚えています。
人込みを避けて時間帯を選ぶ
生後間もない赤ちゃんは免疫力も低いため、なるべく人込みをさけ、空いている時間帯を選ぶようにしましょう。
また、体力のない赤ちゃんにとって長時間の外出は負担が大きいのであまり長く時間にならないようにすること。
さらに赤ちゃんは体温調整が上手にできないので外出する時間を選びましょう。特に生後2~3か月頃は、屋外と屋内の気温差がなるべく少ない時間帯になるように気をつけたいところです。
夏と冬のお出かけおすすめの時間帯
- 夏:涼しい午前
- 冬:気温の上がる昼頃
3.赤ちゃんとのおでかけするときの持ち物
外気浴でカラダも慣らすなどの準備ができたら、いよいよ赤ちゃんとのお出かけです。ただ初めは何をどれだけ持ち歩いたらいいのかわからないですよね。
ここでは、赤ちゃんとお出かけに必要な持ち物と、あると便利なものを紹介します。
お出かけの持ち物リスト
- おむつセット(おむつ数枚・おしりふき・おむつ替えシート・ビニール袋)
- 授乳ケープ
- ミルクセット(混合、完全ミルクの場合)
- 着替えセット(替えのスタイ、ビニール袋)
- ガーゼまたはタオルハンカチ
- おくるみ(またはバスタオル)
- 通院セット(母子手帳・健康保険証・医療証・診察券・お薬手帳)
- 抱っこ紐
1 おむつセット
おむつはどこに行くにも必要なものなので、おしりふきなど必要なものをポーチやジッパーバックに入れてセットを作っておくとよいです。
おむつの枚数はおでかけする時間にもよりますが3~4枚と少し多めに持ち歩くと安心です。
また、おむつ替えシートを持ち歩かない方もいますが、胃腸炎などはおむつ替え台で感染してしまうこともありますので、必ず持ち歩くのをおすすめします。私は使い捨てタイプを数枚入れて持ち歩いていました。ちょっと衛生的に心配だなという場所でも安心できますし、とても使用後はその場で捨てることができて便利でした。
ビニール袋は使用済みのおむつを捨てる場所がないこともありますので、ニオイの漏れの対策がされた消臭タイプがおすすめです。
参考までに私の使用していたおむつ替えシートとビニール袋のリンクを貼っておきます。コスパ的にもおすすめですので興味のある方は参考にしてみてくださいね。
2・3 授乳ケープ、ミルクセット
授乳ケープは、授乳室のないスペースや赤ちゃんが泣いてその場ですぐに授乳したい場合など、どこでも使用できて便利です。
ミルクセットは混合や完全ミルクの場合のみですが、粉ミルク・哺乳瓶・お湯が必要です。最近では授乳室にお湯が用意されている場所も増えましたが、無いところも多いので荷物が多くなりますが授乳が必要なうちは持ち歩くようにしましょう。
ちなみに私の場合は混合だったので一番荷物の多いタイプでした。必要なものは持ち歩くが、いかに荷物を少なく軽くするかを常に考えていたように思います(笑)。ミルクも携帯用のキューブやスティックなども売られていますが、特に新生児のうちは飲む量も少なく微妙な調整もあったり、何より飲みなれたミルクにしたかったので、小分けの使い捨てミルクの袋を使用していました。これ、とっても便利で本当におすすめです!ご興味のある方は参考にしてみてくださいね。
4 着替え
かさばるので持ち歩かないという方もいますが、ミルクを吐いたり、こぼしたり、おもらししたりすることを考えて1セットは持ち歩いた方がよいでしょう。
スーパーへのお買い物など短時間でなおかつ近所なら持ち歩かなくても大丈夫ですが、少し長い時間や遠出するときには持ち歩くようにするとよいものです。
また、スタイは履き戻しなどのときに着替えなくても済みますし、こまめに替えてあげたいので2枚くらいあるとよいです。汚れたものを入れるビニール袋なども忘れないようにしましょう。
5・6 ガーゼやおくるみ
ガーゼやタオルハンカチは、よだれや履き戻しなど何かと使います。
また、おくるみやバスタオルは、体温の調整や日差しが強い時の日よけにも使えたり、おむつシートを忘れた時にも使えて便利です。
7 通院セット
外出先では何が起こるかわかりません。
赤ちゃんは体調を崩しやすいので、かさばるので持ち歩かないという方もいますが、近所のスーパーにちょっと買い物に出かけるという時以外は必ず持ち歩くようにすることをおすすめします。
8 抱っこ紐
ベビーカーで出かけるときでも階段の昇り降などの移動にあると安全です。それ以外にも、寝かしつけやぐずった時と使う場面は多くあります。
あると便利なもの3選
必須ではないけれど、あると便利なものを紹介します。
- レッグウォーマー
- 除菌シート(ノンアルコールタイプ)
- お気に入りのおもちゃ
レッグウォーマーは体温調整や日よけにも使えてとっても便利です。夏でも外は暑くてもお店のなかは冷房で意外と寒かったりします。そんな時にでもレッグウォーマーなら、ササッと履かせることができて便利です。また、日焼け止めを塗りたくないなというときも夏用のレッグウォーマーを履かせていました。私のあると便利だったナンバー1アイテムで、かさばらないので持ち歩きやすいし、とても便利なので夏用と冬用の2種類要しておくのがおすすめです!
除菌シートは口のまわりもふけるノンアルコールタイプがおすすめです。おしりふきで代用される方もいますが、赤ちゃんはいろんなものを口に入れたりしますし、衛生的に心配なところにもササっと使用できるので除菌できると安心です。
月齢の低いうちは、おもちゃは必要ありません。ぐずった時にはママやパパの抱っこが一番です。おうちで布絵本やおしゃぶりなどおもちゃで遊ぶようになったら、お出かけのときに1つ持ち歩くと便利です。それ以外にもママやパパのハンカチやストラップなどでもおもちゃの代わりにできます。
4.マザーズバッグは必ずしも必要ではない
たくさんの仕切りやポケットのついたマザーズバッグは、大量の荷物を整理していれることができたり機能的で便利です。ただ、結論からいうと必ずしも必要なものではありません。
おむつセットやミルクセットなど、必要なものはポーチやジッパーバッグに入れて用意しておけば、わざわざ仕切りの多い専用のバッグを使わなくても、普段使いのもので十分です。
私の場合は義母からマザーズバッグをいただいたのですが、結果、1週間で使うのをやめました。理由は見た目と多機能な仕切りがかえって使いにくかったという点です。その代わりに何を使っていたかというと、妊娠前から使用していたリュックやトートバッグですが、支障はありませんでした。
短い期間だけのために新たに購入するよりも自分好みのバッグを使った方がママもパパも気分的に楽しいですよね。
ただし、赤ちゃんとのおでかけは荷物も多くなるので、なるべく軽量のものであることは必須です!
さいごに
赤ちゃんとのおでかけは大荷物になります。
おでかけ先によっては、さまざまなものが用意されていることもありますので、なるべく荷物を少なくできるよう、事前にチェックしてみましょう。
また、おでかけに徐々に慣れてきたら必要なものとそうでないもがわかるようになってくるのでまずはおでかけリストを参考に準備をしてみてください。
いざという時のために必要なものがないと困りますし、かわいい赤ちゃんとのおでかけを楽しむためにしっかりと準備と計画をしましょう。そのうえで、赤ちゃんとの初めてのおでかけを大いに楽しんでくださいね。