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プレゴールデンエイジとは?ゴールデンエイジに能力開花させるためにやっておきたいこと

「プレゴールデンエイジ」という言葉をご存じでしょうか?この記事を読んでいる方は「初めて聞いた」「ゴールデンエイジは知っているけど、その前段階があるってこと?」と、よくわからないという方が多いのではないでしょうか。

「プレゴールデンエイジ」とは、おおよそ5歳~8歳頃に訪れる神経系が最も発達するといわれる時期です。動神経が著しく発達する「ゴールデンエイジ」の前段階の時期であり、この時期の経験によって「ゴールデンエイジ」の能力開花が変わると言われています

 

この記事では

  • 「プレゴールデンエイジ」の特徴
  • 「プレゴールデンエイジ」にやっておきたい遊びや習い事

について、初めての方にも簡単にわかりやすく紹介していきます。

 

一生に一度きりしか訪れない「ゴールデンエイジ」に、十分な能力開花するために重要な時期となる「プレゴールデンエイジ」期を逃さないよう、最後まで読んでみてくださいね。

1.「プレゴールデンエイジ」は運動能力の基礎を形成する時期

「プレゴールデンエイジ」とは、おおよそ5歳から8歳に訪れる神経回路の発達が著しい時期のことで、運動能力の基礎が形成される年代ですこの時期に体験した動きが、その後訪れる運動神経の発達時期である「ゴールデンエイジ」での能力開花、そして、将来の運動神経のよしあしにつながってくるといわれています。

 

そのため、この時期には、多種多様な動きを経験することが大切なポイントとなります。

この頃から興味のあるスポーツの習い事を始めると日常生活のなかではなかなか学べない専門性の高い動きを経験することができます。それにより、運動神経を伸ばすことにもつながり、子どもの可能性を広げるチャンスにもなります。

ただし、必ずしも習い事をさせなくてはならないという訳ではありません。この基礎となる経験は、普段の生活の中や遊びで十分に身に着けることができます。まだまだ集中力を維持することが難しいので、遊びの中や、遊びを交えて身体の動かし方の基礎を身に着けるのがおすすめです。

遊びにしても習い事にしても「プレゴールデンエイジ」期の重要なポイントとなるのは、楽しみながら身体を動かすことです。

 

スキャモンの発育曲線

子どもが成長していく中で発達・発育していく時期を曲線で示した「スキャモンの発育曲線」を見るとわかりやすいので参考までに載せておきますね。

「スキャモンの発育曲線」は20歳のレベルを100%とした場合の発育特徴をグラフ化したものです。

黄色い線の「神経型」が神経回路の発育を表しています。グラフからもわかるように生まれてから一気に増加し「プレゴールドエイジ」に著しい成長を遂げ、その後は緩やかに伸びていきます。つまり、この時期が運動神経を伸ばすチャンスの時期だといえます。

そして、神経回路は一度形成されるとなかなか消えることはありません

わかりやすい例でいうと自転車です。一般的に自転車に乗れるようになるのが「プレゴールドエイジ」の頃だと思いますが、一度乗れるようになると、しばらく乗らない期間があっても乗ることができますよね。

ちなみに、参考までに「スキャモンの発育曲線」の「神経型」は脳や脊髄、視覚器など神経や感覚器の発達、「リンパ型」とは扁桃(へんとう)やリンパ節など身体を守るための免疫系の発達、「一般型」とは伸長や体重、筋肉、骨格、臓器といった身体そのものの成長、「生殖型」とは生殖器や乳房、咽頭など性別特有の身体の発育を表しています。

2.「プレゴールデンエイジ」にしたい遊び&習い事

「プレゴールデンエイジ」期に多種多様な動きを経験することが大切なことがわかったところで、具体的にどんな遊びや習い事が効果的なのかみていきましょう。

 

遊びは動きのあるもの

神経系の発達をより動かすためには、いろんな動きをする遊びを取り入れましょう。特に「走る」「飛ぶ」「投げる」「蹴る」「打つ」の基本動作を含んだ遊びがおすすめです。

<一例>

  • ボール遊び
  • お手玉
  • かけっこ
  • リズム遊び
  • 鬼ごっこ
  • だるまさんが転んだ
  • けんけんぱ
  • 縄跳び
  • 鉄棒

いずれも昔から子どもに遊ばれてきたものだとお気づきでしょうか。これなら、ママやパパが見本になって一緒に楽しく遊べますね。

また、ボール遊び一つをとっても、様々な大きさや重さ、素材の違うボールを使ったキャッチボールにしてみることで、様々な「投げる」という動作につながります。

 

習い事をするなら全身運動または複数

「プレゴールデンエイジ」には、全身を使う運動の習い事がおすすめです。あらゆる動きを経験しておくことで、のちに訪れる「ゴールデンエイジ」に運動能力が伸びることにつながります。

全身を使う運動の一例としては、スイミングや体操、ダンスなどです。

もしも、サッカーやゴルフなど、特定のスポーツの習い事をさせたい場合には、一つだけではなく興味を持った複数のスポーツの習い事をするのがおすすめです。

筋力トレーニングは不要

成長期の「プレゴールドエイジ」期は、骨格の成長にエネルギーが使われるので、例え筋力トレーニングをしても効果が表れにくい時期です。そのため、筋力トレーニングは不要です。今は、無理をせず、楽しく身体を動かすことを覚える方が、ずっと大事です。

さいごに

いかがでしたか?「プレゴールデンエイジ」にいろいろな身体の動きを経験することは、その後に訪れる「ゴールデンエイジ」での能力開花、そして、将来の運動能力にも関わってきます。ただし、特別な習い事は必ずしも必要ではなく、思いっきり動きまわれる昔ながらの遊びでも十分に経験することができます。あらためて、この時期には、外で思いっきり遊びたいですね。

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